メモ帳~本とお菓子といろいろ

福岡に住む主婦の備忘録です。

『100歳の精神科医が見つけたこころの匙加減』を読みました

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自分なりの「ちょうどいい」の加減を見つける

著者は 精神科医の髙橋幸枝さん。現在は医療法人の理事長などをされています。
帯写真のやさしい笑顔からは、お人柄が伝わってくるよう。先日お亡くなりになられた日野原重明先生もそうですが、100歳をこえてもなお活躍されているのは、純粋にすごい…と思います。

佐藤愛子さんの『90歳何がめでたい』などもそうですが、人生の大先輩が書かれた本がとても人気ですね。

本書には、暮らし、生き方、健康、人付き合いなどのヒントになるような話がつづられています。

以下、読書メモです。

つらいときこそ希望を持つ

どんな人生も明るく楽しいときもあれば、暗く苦しいときもある。そんなつらい時期をトンネルの中に例えて、こう書かれていました。

トンネルの中にいる時期は、誰だって苦しいもの。だから、「トンネルの外の明るい景色を想像する力」を鍛えていけばよいと思うのです。
引用元:『100歳の精神科医が見つけたこころの匙加減』(P42)

苦しいときに、それを乗り越えたところを想像するのはとてもむずかしいことだけれど、そんなときこそちょっとでも希望をもてるかどうか、少しでも前に進もうと思えるかどうかは、とても大切だと思いました。

私は悲しいとき、つらいことがあったとき、もうずっとこの状態が続くんじゃないかっていうくらい、落ち込んでしまうほう。

トンネルの外の明るい景色を想像するためにはどうしたらいいのか…と考えてみると、結局は、何か悲しいつらい経験をして、そこからちょっとずつでも元気になったということを自分で体験することなんじゃないかなーと思う。

こころの傷や痛みは完全になくならないかもしれない。でも、少なくとも今よりはきっとよくなる…ってほんの少しでも自分に言い聞かせながら、前に進むしかないんじゃないかと。

まだまだ新しく挑戦できることがある

いちばん驚いたのは、身体的だけでなく、精神的にもとてもお元気なところ。精神的な若さと体の元気さは、影響しているんだろうなとつくづく思います。

80歳から水彩画を始めて通信教育を受講したこと、90歳から数独パズルが趣味になったこと、晩酌を楽しむようになったのは80歳を過ぎてから…、などを読むと、勇気がわくというか、こちらまで元気になるような気がしました。

すごく特別なことが書かれているわけではないけれど、日々患者さんの人生とも向き合い、いろんなことを乗り越えてきた人の言葉には、ひとつひとつ重みがありました。

まとめ

何事もちょうどよく、というのは簡単なようでむずかしいけど、それを考え続けることが大切なのかなと思いました。